「ダイすきット」公式サイトにて 連続公開中の『ダイすきット製作風景レポート』。
毎日チェックしてくださっていた方も、
忙しくって マメにチェックできなかったよ～という方も、
いま初めて知ったよ～という方も、
後編【セーラー服編】を まとめてお伝えしますので、脱がすの！？脱がさないの！？なセーラー服がつくられていく様をとっくりと御覧あれ！

髪をつくる際に最初に使用した(035参照) インダストリアルクレイ で
水着の上に着せるセーラー服をつくってゆきます。

服の厚みを意識しつつ、クレイを盛ってゆきます。


全体のボリュームを意識しつつラフに盛っていきます。


表面を慣らしながら形を整えていきます。


バランスをチェックしてクレイは終了です。


ワックス変換するためにシリコン取りを行います。

「076」で作成したシリコン型にワックスを流し、セーラー服をワックスに変換します。

ワックスの特性として、外側から内側に向かって固まっていきます。
その特性を生かして、画像のように 外側が固まった段階で･･･


固まりきっていない内側のワックスをヤカンに戻します。
そうすると中が空洞のワックス原型になります。


なので、ワックスは簡単にキャストオフの原型が作れます！
･･･ということは全くありません。


「077」～「080」の作業を繰り返して、スカートと服、２つ分 ワックス変換します。


これを元に、厚みの調整をして、ガリガリ削ったり盛ったりします。


セーラー服を前後にカットします。


セーラー服前パーツです。
ワックスはもろいので、薄いパーツは簡単に壊れます。


内側を削ったり、盛ったりして厚みを整えていきます。

袖がとおってない(埋まっている)ので、袖を通す作業からはじめてます。
ワックスがもろい為、途中で 真っ二つに割れました。

一応、キャストオフできるようになりました。


袖がごつかったり、体の前後幅が大きすぎたりしたのを、服のパーツの厚み(※)を気にしながら、プロポーションの修正をします。
修正後、肩幅が華奢になって、らしくなったと思います。
※当然ながら 薄いほどもろいので、ガレキをつくる際にも 破損しやすくなってしまいます。


後は、今までの作業工程でダルくなってしまったディテールを仕上げていきます。

スク水セーラー状態です。

まだまだ、服とスカートをいじってます。

光に透けさせて厚みを確認しながら、ギリギリまでシワをつくりこんだり、
服がブカブカな印象にならないように削っていきます。（←この作業が特に時間かかります）


スカートの作業も、破損して修正の繰り返しです。
もろいというワックスの弱点です。
キャストオフでなければこんなに苦労しないのに！っとイラつきながら修正します(笑)


ひたすら 破損して修正の繰り返し。
※「093」と見比べてみると、作業は進んでいるけれど、同じところで割れているのがわかります。


スカートのワックス原型完成。
シリコン取りして、明日、キャストを流して置き換えます。

ワックスで仕上げたセーラー服をシリコン取りします。

シリコン型ができました。型取りしたワックスの服は薄いので粉々になります。
ワックスは このもろさ故に、オーソドックスな型の制作方法である「粘土埋めしての型作り」が不可能です。
その為今回は「021」のような真空機を使った「裂き型」(画像のもの)で型をつくっています。

セーラー服がキャスト変換できました。


頭も前後に分割。
眉毛の位置を修正して少しやさしい顔になりました。
首が短い印象ですので、修正します。


キャスト化したセーラー服を組み上げたところです。
後はサフを吹いて磨けば原型完成です。

リペたんに持たせる水鉄砲です。

※色は製品版とは無関係です。また、既にキャスト化してあります。
イメージがガラっと変わるボリュームです。
前頁の小さい水鉄砲(紫色の部分)に、装着する形です。


武器を持つ右手を作成しました。(手首の分割線は無くなります)


武器を持たせたら、左腕は下ろしている方がイイかな？と思いはじめました。
どちらがいいか迷います。

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