先日公開された「ダイすきット」サイトにて、5月21日~26日の間 連続更新されていた『ダイすきット製作風景レポート』を記事にまとめました!
リペたんファン、りゅんりゅん亭ファンはその可愛さに悶えてください!
俺はただのフィギュアスキーだぜって方にも、明日からのウンチクの糧におすすめですよ!
スク水姿のリペたんの、ツンなお顔が!つるんでぺたーんな胸が!!
どんな感じに立体化してゆくのか、丸ごと ぜ~んぶお見せしちゃいます!!
(公式サイト:ダイすきット – みんなの 「ダイすきっ!」を形にする カラーレジンキットプロジェクト)
ぷにカラーのスノの体のシリコン型(左)、
おーたんの顔のシリコン型(右)にワックスを流します。
常温で固まります。
デザイン画を元に頭身の調整。
画面右上のは「アルコールランプ」。
スパチュラをそのランプで熱して
画面中央上のワックスの塊に押し当てて溶かして盛り付けることができます。
体の制作
「003」で用意したスノの体を芯にして、ガリガリ削って形を出していきます。
イラストまんまだと素立ちすぎるので、少し動きを入れています。
体~足は ほぼ形になってきました。
右腕を別パーツにして、プラ棒で軸討ちを行いました。
デザイン画の腰に手をあてるポーズから変更。
顔の制作
昔作ったオーたんの顔を芯(芯の作り方は003参照)にして削って形を出していきます。
頭全体に対しての眼の大きさ・位置、
鼻から下の面積、
それらに注意しながらバランスをとっていきます。
顔の左右対称を確認しながら進めます。
マツゲのディテールを付けて、目の形を決めていきます。
マユ毛や二重などのパーツが付きました。
顔のワックス原型完成。
顔のワックス原型をレジンキャストへ変換するためにシリコン型をとります。
そのためにプラ版で枠を作ります。
シリコン型をとるための 型枠ができました。
シリコンゴムに硬化剤を混ぜます。
シリコンを型枠に流し込みます。
真空脱泡機を使用し、流したシリコンゴムの気泡を無くします。
脱泡中。
シリコンが固まったら枠を外します。
固まったシリコンに、カッターナイフで切り込みを入れます。
型を裂きます。
シリコン型ができました。
セロテープで型をクランプして、上にキャストのプール枠を作ります。
キャストのA液とB液です。
重さを量り、A液とB液を混ぜます。
「027」のプールにキャストを流します。
真空脱泡機に入れて脱泡します。
キャストが固まりました。
型を割るとこんな感じです。
ワックス原型をキャストに変換できました。
髪をインダストリアルクレイで作ってゆきます。
常温が最も固いという粘土です。(固いといっても カチカチじゃないです)
白熱ライトで暖めて使用します。
キャスト原型にクレイがくっつかないように、ベビーパウダーを塗っておきます。
クレイを盛っていきます。
大まかに形をだしていきます。
形をだしていきます。
おさげをつけて全体の大きさを確認します。
更に作りこんでいきます。
デザイン画と見比べバランスの確認を行います。
バランスの修正をします。
に細かく作りこんでいきます。
髪の粘土は終了。
次は型取りして、ワックスを流します。
ベビーパウダーを塗っておいたので カッターナイフで簡単に分割できます。
「017」と同様に、シリコン型をつくる為の型枠を作ります。
シリコン取りしてワックスを流し、それが固まったところです。
ワックス変換した髪を細かく造型していきます。
ワックスに変換すると粘土の時と印象が変わるので、結局、ガチャガチャいじりはじめます。
ほぼ出来てきました。
正面からも確認。
顔が可愛くなく見えてきたので修正。
眼の形も違うのでこれから修正します。
微調整を繰り返します。
顔を修正をして改めて確認したら、髪がイラストに似てないことが判明!
間に別の作業を挟んで、改めて見ると色々見えてきます。
よーし、できたかなぁ っと思ってデジカメで撮影して確認したら・・・
髪のワックス原型完成
やっぱ駄目だ! さらに修正を繰り返します。
デジカメは真実を映す鏡。駄目な部分を教えてくれます。そんな確認と修正を繰り返し、ようやく納得のいくものに。
繰り返していると「似てきたから良し!」というより「こんなに修正したんだから似ているに違いない」という思いもありますね(笑)
体を仕上げていきます。
水着のディテールを作っていきます。
足のラインを調節
足のラインを修正します。
足を分割
ピンは角プラ棒を使います。
体のワックス原型 完成
首周りを仕上げて完成です。
分割
スク水リペたんの 全パーツです。
シリコン取り
ワックス原型の欠点として、ワックスはモロイのでフィニッシュまで持っていけません。
その為、最終的にシリコン取りをしてレジンキャストに変換する必要があります。
モロイので粘土埋めによる型取りは向いていません。
シリコン代を節約する為に過去のシリコン型を切って隙間に置いてシリコン型を作ります。
型をとるとワックス原型はバラバラになってしまいます。
キャストに変換
セロテープでクランプした型を連結します。
キャストを流し終えました。
左腕など、キャストが上手く流れませんでした。流し直しです。
キャスト化したリペたんを組み上げたところです。
後はサフを吹いて磨けば原型完成です。
スク水リペたん完成・・・!
ということで、一気にここまで見た方お疲れ様でした!
如何だったでしょうか!?
完成画像をもっと見せやがれ!という声が聞こえてきそうですが・・・
今回は「制作工程のご紹介」なので これにてご勘弁ください!
断片的ながら、最後まで修正に修正を重ねて、昨日より今日、と可愛らしくなっていく様子を感じていただければ何よりです!
制作レポはまだまだ続きます。
今後も続々と「ダイすきット」公式サイトにて、新しい情報を公開してゆきますので、引き続き応援宜しくお願いします!
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■ダイすきット – 公式
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「ワックス」という素材をメインに使います。
ワックスというのは蝋(ロウ)です。シルバーアクセサリーを作るのに多く使われます。
大きなものを作るのは苦手ですが、小さいものに向いています。
修正も容易ですので、仕事原型等のメーカーからの修正指示にも対応しやすいです。
ヤカンに大量に溶かして使っています。