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11月某日 遠那かんし氏が開催した〝ぷにカラー教室〟にて、ガレキ初心者3名が これに挑戦！

サークル「パテランチ」改め「葛西模型クラブ」内にて開催される〝ぷにカラー教室〟は、氏のガレージキットを購入したけれど、組み立てられない人達にとって駆け込み寺的な存在。
ガレキを作成した原型師自らに 指導してもらえる機会なんて一体どれくらいあるだろう？

長い指先、繊細なショートカット、見所満載のプラグスーツ・・・一見難しそうなこのキットのパーツ数は58。これは、エアブラシ等の特別な道具を使わずに完成させることができる、超初心者向けのガレージキットとなった前作「キャスパー」の68よりも10も少ない。
「キャスパー」よりも細かいパーツや 複雑な形状のパーツが少なく、実際の難易度もまた一段階低くなったキットである上に、思い入れのある人が多いであろう「綾波レイ」というキャラクターの力も相まって これはかなり広くの人に対応した初心者向けキットになっています！

バリ取り
製造上の工程でできてしまう、ランナーやバリと呼ばれる不要な部分を削り取り、
パーツ同士を瞬間接着剤でピッと接着。
基本的にはこの作業が中心なので、細かいパーツの少ない綾波はサクサク進みます。

切り取ってよいバリと パーツの境目が分からず
削りすぎちゃったらどうしよう･･･と初心者ーズは ビクビクです。
迷う時は遠那氏による作例見本と見比べながら。

それでもわからないときは 遠那氏が助けてくれる。
「先生わかりません！」と挙手する人だけでなく、一人で悶々とする人のことも。

オリオン立川：
かんしさんは、作業に手間取っている様子を見ると後ろから声をかけて下さって、
綺麗に仕上げるコツ等を実際にお手本で見せて頂いたりしました。
なにか人をリラックスさせるオーラ(？)のある方だなぁとおもいました。
イザワ：
慣れない場所で、肝が小さくなっているA型さんにも安心の 遠那氏のフォローが行き届いている会場だと思います。

あっという間に足完成！
作業開始してから1時間程度で一番大きな部位が完成！
モエケン：
全て楽しい作業だけれど、下半身の作成が特に良いｗｗ
どんどん形になってく過程が楽しくて止まらないよ！ハァハァ
イザワ：
既に絶対領域がたまらないことになって もう！！
自分は手のパーツをフライングで作ってしまった。さすが2回目ってことなのか。フフ。
(画像の手のパーツは、黒い部分(掌)と白い部分(甲)の たった2パーツ構成！)

友人同士誘い合って参加するのも良いですが、お一人様も大歓迎な雰囲気の会場。
女性の姿もチラホラあります。
Q．会場の様子はどんな感じだった？
A.オリオン立川：
皆さん個々の作業に取り組みつつお互いの制作物に対してアドバイスや意見交換などされていました。自分も講師のかんしさんや経験者の方にやり方のコツやアドバイスを頂ける事で、安心して取り組む事ができたように思います。同時に常に楽しげな笑い声が飛び交っているのを見て、和やかで居心地の良い空間だなぁと初参加ながらに感じました。
A.モエケン：
アットホームな感じで、みんな黙々と作っているのが良かったｗ
コスプレしている怪しい女子がいても何も突っ込ます、温かく迎え入れてくれた皆様に感謝感激ですｗ

遠那氏による新作が見れるのもこの集まりの感動ポイント。
モザイクをかけなければいけないのが惜しい！
ちなみに前回のモザイクは正に今回の綾波でした！

コスプレ衣装制作で鍛えた腕か？
バリとりにも慣れたのか、モエケンは初心者ながらハイペースで組み上げてゆきます。

ちなみにこの日、オリオン立川は 右手の五指すべてを瞬間接着剤で接着してしまうという、実に初心者らしいミスをしていました。
〝接着剤はがし〟なるアイテムを他の参加者さんにお借りして事なきを得ましたが、基本的には「お風呂に入ればとれるから安心して」ということでした。
「ガレキ作りのトラブルは 大抵お湯でなんとかなる」とは、前回 遠那氏が言っていた格言的なセリフです。

オリオン立川：
フィギュアのどの箇所にあたるのか分からなかったパーツを 説明に沿って組み上げていく内に徐々に手足、胴体、頭部・・・と、パーツの形状のもつ意味が判明していく様子は、制作を通して一番楽しいと感じたこと。

髪の毛・顔・耳など頭部パーツを作る
バリの中からシャープな毛先を掘り出す感覚がヤミツキ。
少し細かい作業だけれど けして難易度は高くない。

瞳と眉のデカールを貼る
キャスパーのときは1つだった予備が、今回は3セットも！
安心して 失敗できます！
(イザワは前回 2セット分失くして 手書き眉になりました)

オリオン立川：
眼のデカールを貼った時には、それまで無機質だった表情が急にイキイキし出したように感じられて 嬉しくなりました。
モエケン：
顔の制作はとにかく萌えたｗｗｗ

墨入れ
ガンダムマーカーを縫って･･･
テッシュでふき取る
を繰り返す
「テンションがあがるからどんどん組み上げちゃいましょう」という遠那氏のアドバイスで、大きなパーツを組み上げてみたところ一同一気に大興奮！
ぷにぷり！ぷにぷり！過程までもが美しく
ミロのヴィーナスの如く その先の美しさを想像させる。

背面のパーツ
既にゴールは見えてます！あとひといき！

綾波！！綾波！！！

ガンダムマーカーで紅をさす
モエケン：
今回一番大変だったところはここ。
フィギュアは顔が命だと思うし、何度も何度もやり直しました。
イザワ：
作業としては同じなんだけど、ここだけは〝墨入れ〟じゃなくて〝紅をさす〟って感じ。
魂を籠めるといったら大げさだけど、想い入れがここで一気に上がるのを感じた。

モエケン作綾波と、イザワ作綾波。フィーたんと3人で記念撮影。

運動会でわが子を撮るために 必死になる親御さんさながらに、
撮影ポジションを奪い合うモエケンとイザワ。
そのはしゃぎ方が まだ完成していない他の参加者を焦らせる！

自重して廊下に場所を移しました。

持って ワクワク、撮って ウキウキ。

ハァハァしながら撮影するモエケンの尻が すこぶるかわいい件。

作業開始から9時間弱。オリオン立川の綾波もついに完成！
これにて遠那氏の作例を含む 本日の綾波4体が勢ぞろいしました！

ガンプラもまともに組んだことのない初心者3人の作が、遠那氏との作例と見分けがつかない！
誰が組んでも最低限ここまでのクオリティに仕上がるという、カラーレジンキットの質の高さを物語っていると思います。
しかし！しかし！
組み上げた本人には、どれが自分の綾波なのかがわかってしまうという。
これが愛ってやつですか。
チャラララッチャッチャッチャ～～～～♪

それぞれ 次の目標を胸に ガレキ道を 踏み出したのであった

Posted by イザワ・オリオン立川・モエケン(みぁささん)

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